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2005.03.07

大森林に響かせろ!(FF11)

「ゴブリン発見!・・・・あ、取られた」
「ああ!むかつくぅぅ!」
「まぁまぁ、のんびりいこうぜ」
お手上げのジェスチャーをするシーフ。
地団駄を踏むリーダー。
それをなだめる吟遊詩人。
ここは、冒険者溢れるユタンガ大森林。


ヒュームの戦士をリーダーとして、私達はジュノでパーティを結成した。
リーダーと昔からの仲間だったらしいガルカの吟遊詩人とエルバーンのシーフ。
吟遊詩人に勧誘されてきたタルタルの黒魔道士と白魔道士のコンビ。
そして、最後に竜騎士である私が加入して6人。

いい狩場があるという噂を聞いて最近開通したばかりのカザム行き飛空挺に乗り込み、ユタンガ大森林へ。
そして今の状況がこれだ。
確かにいい狩場ではあった。
しかし、ジュノで噂になっていて冒険者がやってこないはずがない。
私達は、多くの冒険者に囲まれながら彼らと獲物を取り合うことになった。

「あれだ、Qiqiru君は猟犬のように獲物を見つけてはくれないのかね」
「・・・・無理です」

私の飛竜を指差しながら無茶な要求をしてくるリーダー。
そんな彼を不思議そうな表情で見つめ返すQiqiru。

「くっ、そんなつぶらな瞳で見つめたって騙されないぞ!」

やれやれ。
もう何度目かもわからないリーダーとQiqiruのやり取りに仲間達は「またか」と苦笑を浮かべている。

「ゴブリン発見!」
「待て!こっちにもゴブリンだ、一時退避」

遊んでるように見えて、リーダーの周囲に対する状況判断は素早く、そして的確だった。
神出鬼没なゴブリンに対して、決して同時に複数と戦うことがないよう気を配っていた。
なんだかんだ言って、シーフと吟遊詩人の二人がリーダーに全幅の信頼を置いているのがわかる。

「・・・よし、通過した」

全員で物陰に潜み、ゴブリンをやり過ごす。
そのまま奴の行き先を確認すると、先ほど私達が獲物を奪われたライバルパーティに迫っていくのが見えた。
魔法を唱えている黒魔道士を背後からゴブリンが強襲する。

「いけない!」

仲間の白魔道士が思わず叫んだ時、リーダーは既にゴブリンに向かって突進していた。

「援護する!!」
「!!・・・すまない!」

救援を求めたパーティのところへすぐさま駆けつけると、私達は新たなゴブリンを引き離し戦闘を開始する。
やがて、最初のゴブリンを片付けたライバルパーティも援護に駆けつけてくれ、大きな被害もなく撃退に成功した。

「ありがとう、助かったよ」
「なぁに、よくあることさ」

リーダー同士が軽く挨拶し、お互いのキャンプ地に戻る。
今の戦いで消耗した体力と魔力を回復させてから、再び狩りを再開。

「ゴブリン発見!・・・・あ、取られた」
「ああ!むかつくぅぅ!」
「・・・・ま、のんびりいこうぜ」

ついさっきのかっこよさはどこへやら。
リーダーはまたも獲物を取っていったライバルパーティを睨みつけ、ぶつくさと文句を言っている。
だけどそのパーティが窮地に陥ったら、やっぱりすぐさま駆けつけるんだろう、この人は。
口は悪いがお人好しなリーダー。
Qiqiruに八つ当たりする姿を見ながら、私はこの愉快なパ-ティに入れたことを幸運に思った。

「ゴブリン発見!!いくよ!」
「待て!!」
鋭い声で制止するリーダーの視線の先を追うと、また一匹のゴブリンが傷を負って治療中のパーティに迫っていくのが見えた。
無言で剣を抜くリーダー。

「まぁちょっと待ってくれ。マスターしたばかりの新曲があるんだが聞いてくれないか」

そう言うと、返事を待たずにガルカの吟遊詩人は演奏を始めた。
それは、まさにこれから戦い赴くに相応しい曲。

「・・・いいね」
「俺たちに丁度いいな・・・行くぜ!!」

私達は、リーダーを先頭に再びゴブリンへと駆け出していった。
無敵の進撃マーチを響かせながら。

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コメント

妄想ストーリーばんじゃーい
混んでなかったらウマウマな狩場ですね

まぁ、そうは問屋が卸してくれないですが・・

投稿者: 禿モ (2005/03/07 23:38:50)

一度だけガラガラで空き空きだったことがありました!
ゴブリンだらけでとてとて危険な狩場でした!(笑)

投稿者: 妄想竜騎士 (2005/03/08 17:15:22)

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