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2006.01.24

竜騎士ドキュメント

竜騎士の朝は早い。
日が昇る前に起床、エルパラシオンさんは愛竜アストルを呼び出す。

エルパラシオンさんは飛竜と共に戦う、竜騎士だ。
騎士として、また一人の人間として王からの信頼も高いという。
彼が竜騎士の免許皆伝を受けたのは16歳の時だった。
あの日からずっと、竜騎士一筋の人生だった。

エルパラシオンさんのように飛竜を駆って戦う竜騎士は、後継者不足もあって少なくなる一方だ。
「王国で竜剣を使えるのは、もう自分だけになってしまった」
彼は寂しそうに呟く。

私はエルパラシオンさんの家に向かった。
家では友人が串焼きを準備して待っていた。
その日は酒を飲み交わしながら、竜騎士の魅力や、苦労について語り合った。

エルパラシオンさんは最近、旅に出たいと思っているという。
戦乱が、飛竜に良くない影響を及ぼすというのだ。
アストルと共に静かに暮らしたい。
エルパラシオンさんの表情に、深い苦悩が見て取れた。

翌朝、物音で目が覚めた。
王命により、遠征を命じられたとのことだった。
彼は木彫りのハヤブサに長い時間祈りを捧げていた。
出立の準備は短かった。
戦いに必要なものは、すでにほとんど用意してあった。

外に出て口笛を吹くと、アストルがすぐさま現れた。
「頼むぞ」
そういって飛竜を撫でるエルパラシオンさん。
そこには飛竜への深い愛情が感じられた。

昨夜、彼は目を輝かせながら一つの夢を語ってくれた。
この国でただ一匹の飛竜となったアストル。
彼に仲間を作ってあげたい。
アストルが仲間達と自由に空を飛びまわる。
そんな姿を見てみたいと。

朝靄の中王城へと向かう竜騎士の背中を、私は見えなくなるまで見送った。
彼の夢が、いつの日かかなうことを祈って。

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コメント

素敵ですね。

投稿者: かっぱ@芝 (2006/01/25 9:05:19)

ありがとうございます。
竜AF3のイベント見てないと
わかりにくいネタですが・・・。

投稿者: 妄想竜騎士 (2006/01/27 10:42:36)

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